ムカデ[洒落怖]
当時小学生だった俺は、
友達と3人でクワガタを採りに、
チャリンコで近くの森へ行った。
で、友達の内の1人が木の上の方(4m位)にクワガタを発見。
どうにかして捕まえようと、
2人は長い棒などを探しにいった。
俺はその間、見張っている役だった。
5分位たっても友達は戻らず、
「はやく~」
と思っていたその時である。
木の上の方から何かが来た。
体長30cmはあろうかという大ムカデ。
そのムカデは、
木の幹にピッタリとつけていた俺の手の甲の上を通って、
地面へと走り去っていった。
「ぎゃゆおげふぉーーーー」
と大声を出し、
その場に座りこんだ。
その縦横の大きさを例えると、
小学生の時にもらった、
竹でできた30cmの定規もしくは
ベルト30cm分というような、
とてつもない大きさだった。
加えて、
そいつは蝉を口にくわえていたのである。
間もなく、
糾び声を聞いた友達がやってきて、
事情を話した。
すると、何故か
「早く逃げよう」
ということになり、
2人にかかえられるようにして帰った。
初めて腰を抜かした小6の時の思い出・・・