シャレコワ!〜洒落にならない怖い話〜

名前[洒落怖]

もうなくなったけど小学生の頃、

学校の近くに地元では
割と有名な心霊スポットがあったのよ。

 

通学路にあるもんだから、
アホな小学生たちには

 

「〇〇に行けない奴は腰抜け」

 

みたいな風潮があって
俺らも何回か行ってた。

 

そこは病院で、
落ちてるカルテを持って帰ったら
看護婦の幽霊から電話が掛かって来るって噂だったけど、
俺その病院の持ち主知ってたから全くビビってなかった。

 

ある日何回目かに誘われたとき

「昨日も行ったのにまたかー」

って思いながら行ったら
いつもと机の位置とか部屋の配置が違うの。

俺、そのときのメンバーに言ったのに
みんな分かってなくて1人でパニック。

「もうこれは気の所為だ!」

って必死に言い聞かせて
奥の部屋まで行ったよ。

そこは手術室。

ヤンキーのヘタクソな落書きを
何となく眺めてたら見つけたの、
俺の名前。

赤いペンで〇〇君って書いてる。

昨日来た時はなかった!

誰の嫌がらせだよ!
ってビビってみんな置いて帰ったよ。

当時の小学生は携帯なんて持ってないから
翌日謝ろうと思って学校行ったらみんな来ないの。

ズル休みかな?と思ったら
初めからそんな子居なかったんだって。

え!?そんなオチ!?
って笑うしかなかったの覚えてる。

あれから15年経つけど
いまは同級生たちに
俺の死亡説流れてるのもオカルトかな。