シャレコワ!〜洒落にならない怖い話〜

2019-08-18から1日間の記事一覧

揺れるもの[洒落怖]

私が昔体験したお話です。 その当時住んでいたのは、 二階建ての古い木造のアパートだったんですが、 リフォームしたばっかりで内装は綺麗に整っていました。 床も畳からフローリングに張り替えられていてピッカピカ。 間取りは1Kで風呂トイレ別、 洗面所も…

異様な形相をした女[洒落怖]

これは去年僕の身に実際に起きた出来事だ。 ある日薄暗いテレビ画面を見つめていると、 髪の長い異様な形相をした女が、 目を見開きこちらをじっと見つめていた。 怖くなった僕は自分の顔を手で覆い隠しつつ、 ちょっとした好奇心から顔を覆った指の隙間から…

くらやみ[洒落怖]

まぁ本当にあった話だから聞いてくださいよ。 今からちょうど3年前、オレが大学4年の頃かな。 ギリギリ単位を取って、就職先が2社目で内定した事もあってか かなり日程が空いた次期がある。 それを利用して別れの最後に サークル仲間と卒業旅行に行くこと…

ぬいぐるみ[洒落怖]

父と母と娘と、一人の召使いがその家に暮らしていた。 両親は一年の三分の一を留守にするほど仕事に忙しかった。 娘の相手さえ出来ないほどに。 その代償として、両親は娘にぬいぐるみを何個も与えた。 娘はそのぬいぐるみに両親の愛を感じた。 仕事のため家…

誰かの声[洒落怖]

夜遅く、腹がへってしまい、ラーメンでもとでかけた。 CDを聞きつつ、トコトコと。 最近見つけたラーメン屋でなかなかウマイ店なのだ。 帰りもCDを聞きつつトコトコと。 しばらく歩くと 「キャッ、キャハハ!」 と女の子の笑い声した。 CDを聞いていたが、右の方…

深夜の浴室[洒落怖]

ついつい最近のお話。 その日、仕事関係の飲み会が終わって深夜に帰宅した。 次の日が休みでゆっくりと時間が取れるので深夜にもかかわらず 湯船に湯を張って入ることにした。 時間は二時前後。 小説を持って湯船に入り三十分程して頭を洗った。 ふと右側に…

物音[洒落怖]

これは父が体験したのを聞いた話です。 私の父はいわゆる霊感が強い方で、 しばし金縛りや霊的なものを感じるらしいです。 とは言っても年中感じるわけでなく、 たまにらしいですが。 父以外の家族は、私も含めて鈍感なんですけどね。 私の実家は会社を経営…

立ち入り禁止[洒落怖]

釣り好きの知り合いに聞いた話。 AとBの男二人が、 とある深い山間に川釣りに出かけた。 全く知らない土地で多少不安はあったものの陽気につられてしまい、 つい山の奥まで舗装されていない道路を沢沿いに車を走らせる。 釣れそうなポイントはないかと探し…

海を見たらあかん日があるんや[洒落怖]

9月にうちのばあちゃんの姉(おおばあ、って呼んでた)が亡くなって、 一家揃って泊まりで通夜と葬式に行ってきた。 実質、今生きてる親族の中では、おおばあが最年長ってのと、 うちの一族は何故か女性権限が強いってのもあって、 葬式には結構遠縁の親戚も…

ハイヒールの音[洒落怖]

友人の体験談です 当時彼は地元の商社に勤めるサラリーマンだったのですが これはある夜、彼が一人会社に残り遅くまで仕事をしていた時の話 その日彼は珍しく時間も忘れ仕事に没頭していました 時刻は既に深夜に差し掛かろうとしていた 流石に遅いしもう帰る…

5cmの隙間[洒落怖]

数年前に念願の一人暮らしを始めた。 ワンルームで、 窓はベランダに続くガラス戸のみだったけど、 日当たりも良いので気に入っていた。 そのガラス戸にカーテンをつけた時に気づいたんだけど、 カーテンの丈が5cmほど足りない。 まあ、仕方ないな、と思い、…

夜の学校[洒落怖]

クラスメイトの藤原君はかなりおかしい。 そう気付いてから数週間が経った頃、 俺の学校には学園祭が近付いていて、 女子に命令されて衣装係になった俺と藤原君は 学園祭の準備の為に居残りをし、 せっせと針仕事を頑張っていた。 藤原君はブツブツ文句を言…

登れない階段[洒落怖]

昔、警備員をしていた時の事。 俺は警備会社に入社早々、 ある区域の機械警備の担当をする事となった。 その日、昼間は先輩社員と警備対象となる数十もの建物の場所を車で巡回確認し、 夜間は待機所で警報信号に備える事になった。 その区域には機械警備と別…

声と足[洒落怖]

神戸の震災があった年の話。 場所はボロアパート1階、自宅の浴室。 父が深夜2時まで続いた仕事を終えて帰宅し 寝ている家族を気遣いながら のんびり風呂に浸かっていた時、 しずかな風呂場にかすかに人の声が聞こえる 子供のような女のような・・・ 風呂に…

のけぞる嫁[洒落怖]

俺は幽霊なんかは見たことがないし、 見たことがないから信じていなかったけど この件があって以来、 ものが「憑く」ということはあるんじゃないだろうか と思うようになった。 真夜中で、 しかも暗い部屋の中での出来事なんで 寝ぼけていたのかもしれないし…

腕を探す男[洒落怖]

JR新小岩駅のホームで変な男を見た。 サラリーマン風の男は 「僕の腕知りませんかー」 「僕の腕知りませんかー」 と甲高い大声を上げながら ホームを行ったり来たりしている。 ちらほらとまばらにいる他の乗客は無視しているのか、 男を見ようともしない。 …

凄惨な姿[洒落怖]

俺のばあちゃんの話 ばあちゃんは不思議な人で、 昔から俺だけに 「おばあちゃんは、 幽霊が見えるとよ、 誰にも言っちゃいかんけんね」 って言っていた。 実際に俺が霊体験をしたわけではないが 婆ちゃんの話は印象に残っている。 婆ちゃんが幽霊が見えるよ…

電話と訪問客[洒落怖]

友人が体験した話。 もう10年以上前の話だ。 高校生の頃、 友人A子が1人家で留守番をしていると、 家の電話が鳴った。 A子の家の電話は、 廊下に出て玄関のすぐ側にあり、 面倒臭いと思いつつも電話に出たそうだ。 「はい、○○です」 すると、受話器からは…

飛び降り多数[洒落怖]

うちの会社のビルに3つあった休憩室の1つが改装され 新しい部署が開設された。 代わりに屋上の一部が職員専用に開放され、 ベンチが設けられた。 好評だったが 一月もしないうちに閉鎖された。 理由は、 屋上から飛び降りる眼鏡の男を見たという多数の報告…

引っ越し[洒落怖]

オレが小学生のとき、 親父が家を建てた。 念願の一軒家で家族皆喜んだ。 しかし引っ越し後ほどなくして 女の幽霊が出るようになった。 俺は見たことがないのだが、 両親は深刻になやんでおり、 特に母は気を病んでしまい、 家は大変だった。 そんななか、 …

コンビニ[洒落怖]

最近まで勤めていたバイト先(コンビニ)での出来事 その時は俺とオーナーの2人で深夜勤務をしていた 時刻は深夜2時を過ぎていた 客が途切れたので オーナーはバックヤードで事務作業、 俺は1人で整理作業をしていた ドアの開く音と入店チャイムが鳴った…

付く付かないゲーム[洒落怖]

小さかったときの話。 じいさまに連れられて町を歩いていたんだが、 小さい俺は何を思ったのだか、 家を出た朝からずっと 「(火が)付く、付かない」 と心の中でつぶやいていた。 それにはルールがあって、 建物から出たりするときは 「付かない」で終わるこ…

ファミレスの夜[洒落怖]

私の実体験です。 大学時代に横浜の◯内駅前のファミレスで 夜勤調理のバイトしてました。 一緒に働いているバイトで二名、 いわゆる見える人がいて、 その二人(aとbにします)曰く そのファミレスは霊の通り道なのだそうです。 私は初めは信じていなかった…

山小屋の女[洒落怖]

今年の夏、今までの人生で一番怖い体験をした。 自分の家は中国地方の山奥の田舎にある。 俺はそこでちょっとした自然愛護のクラブに所属していて、 いろいろイベントを企画したり参加したりしていた。 家から車で20分ほどの所に 「○○さん」と呼ばれる山が…

海のそばの民宿[洒落怖]

高校生の時、 部活の合宿で海の傍の民宿に泊まり込んだことがあった。 怖い顔をしたおっさんが経営する民宿で、 安い割にボロボロで今にも倒れそうな木造だった。 夜、板張りの広い部屋で皆で雑魚寝していると、 突然俺は揺り起こされた。 寝ぼけ眼でぼんや…

消えない耳鳴り[洒落怖]

8年前の話。 大学に入り 一人暮らしを始め 2年程経ったある日。 バイト仲間と肝試しいこうという事になって 京都の山奥にある廃ホテルに行ったんだ。 ジャンケン負けて 4階まで1人で行かなきゃ行けなくて かなりビビりながら階段を登っていった。 何か見え…

白い箱[洒落怖]

仕事で一時だけ赴任先のレオパレスに住んでた時の話。 ある日帰ると、 郵便受けいっぱいに白い箱が入ってた。 宛先は隣か上の住人(女)宛だった。 間違って俺の郵便受けに入れたようだ。 悪戯心がわき、 部屋に持ち帰り中を見てやろうとした。 幸いその箱は…

危険なアパート[洒落怖]

おととしまで住んでたアパートの話。 引越しをしようと決め、物件探しをしてるとき「ちょっとした縁で安くできるから」と そのアパートを不動産会社から紹介された。部屋は1K、ロフトつき、日当たりも良し。 大き目の収納もあり、交通の便もよく、ほとんど…

阪神ファンのおっさん[洒落怖]

小学校の頃、 クラスの奴らと野球で遊んだ後に 日課となっていた壁当ての投球をしていた時の話。 当時俺はプロ野球が好きだったため、 村田兆治のマサカリ投法や 山内泰幸のUFO投法など 色々真似しつつ熱心に投球。 ある日、 人から聞いた話と チラッと見た…

顔色が悪い女[洒落怖]

忙しい仕事で残業を沢山し、 深夜に車で帰路につく途中 高速の高架下に入り そこを出ると両脇にガードレールがあったのですが ガードレールの後ろは歩道が無く、 人の背丈以上の草木がビッシリ生い茂っている場所に 上下紺色の服を着た顔色が悪い女性が1人で…