丸いふわふわ[洒落怖]
父の実家の田舎に行った時に
床下の換気格子から見える奥に
真っ白い丸いのが見えた。
頭や足らしきものは見当たらない。
猫が丸まってるんだと思って近寄り
「ニャッ」
と挨拶する。
何も反応は無い。
手で触ってみると温かい。
もふもふしても逃げない。
エサでも持って来てあげようかと思って
一度手を引っ込める。
その瞬間、
それはカッと眼を見開いていた。
大きな一つ眼だった。
丸いふわふわに一つ目だけ付いてた。
妖怪だろうか。